エブリィフレシャスは、水道水をタンクに注いで使う浄水型ウォーターサーバーです。

水道水に含まれるPFASが気になって、「エブリィフレシャスでPFASは除去できる?」「mini、tall、liteで浄水性能は違う?」「どの機種を選んでも同じカートリッジなの?」と疑問に思っている人もいるでしょう。

結論からいうと、エブリィフレシャスでは、PFASのうちPFOS・PFOAについて、公式の試験結果が公表されています。ただし、すべての機種が同じカートリッジを使っているわけではありません。

現在のmini・tall・tall+cafeは共通の「ハイグレードタイプ」、liteは専用カートリッジを使用します。さらに、2025年3月までに届けられたmini・tall・tall+cafe用の紺色ラベルの旧カートリッジは、現在のハイグレードタイプと性能が異なります。

PFAS対策としてエブリィフレシャスを見るなら、「どの機種か」だけでなく「どのカートリッジか」まで確認することが大切です。

エブリィフレシャスはPFASを除去できるかを解説する図
エブリィフレシャスのPFAS対応は、機種だけでなくカートリッジの種類も確認します。

結論|現行機種はいずれもPFOS・PFOAの公式試験結果あり

機種・対象 カートリッジ PFOS・PFOAの公表試験結果 総ろ過水量 除去物質数
mini ハイグレードタイプ 99.9%以上 1,200L 50種類
tall ハイグレードタイプ 99.9%以上 1,200L 50種類
tall+cafe ハイグレードタイプ 99.9%以上 1,200L 50種類
lite lite専用 99.7% 1,200L 32種類
2025年3月まで配送の紺色ラベル 旧タイプ 80%以上 750L 23種類

現行のmini・tall・tall+cafeは、共通のハイグレードタイプを使います。公式では、PFOS・PFOAについて、原水濃度500ng/L、総ろ過水量1,200L、検出限界値0.1ng/Lの条件で99.9%以上という試験結果を公表しています。

liteは別設計の専用カートリッジです。同じく原水濃度500ng/L、総ろ過水量1,200L、検出限界値0.1ng/Lの条件で、99.7%という試験結果が示されています。

mini・tall・tall+cafeは同じカートリッジ

現在のmini・tall・tall+cafeには、共通のハイグレードタイプの浄水カートリッジが使われます。公式FAQでも、この3機種(miniのBEAMS DESIGN特別カラーを含む)には浄水性能の違いがなく、同じカートリッジを使うと案内されています。

そのため、「tallのほうが大きいから浄水性能も高い」「miniだからPFAS除去性能が低い」といった違いは、現行カートリッジの範囲ではありません。3機種の選択は、PFAS性能よりも、本体サイズ、温度設定、カフェ機能などで考えるのがわかりやすいでしょう。

ハイグレードタイプは、家庭用品品質表示法で定められた12物質を含む50種類を除去対象とし、PFASとしてPFOS・PFOAを挙げています。公式リリースでは、不織布、活性炭(PFAS&重金属除去プラス)、アンチウイルスフィルター、活性炭、アンチスケールフィルターからなる5層構造と説明されています。

PFOS・PFOAを99.9%以上除去──数字の読み方

ハイグレードタイプの「99.9%以上」は、新品のカートリッジに一度だけ水を通した数値として書かれているのではありません。公式では、JWPAS B.210準用、原水濃度500ng/L、総ろ過水量1,200L、検出限界値0.1ng/Lでの試験結果と明記しています。

月間約100Lを使う場合、1,200Lは約1年分の目安です。ハイグレードタイプの交換目安も、月間約100Lの使用で年1回です。もちろん家庭での実際の性能は、水質や使用量などで同じにはなりませんが、少なくとも試験にどの条件が使われたかを公式が示している点は確認できます。

「PFASを99.9%除去」は、どこまでを指す?

PFASはひとつの化学物質の名前ではなく、多数の有機フッ素化合物をまとめた呼び方です。そのため、「PFASを99.9%以上除去」という表現を、あらゆるPFASに同じ数字が当てはまるという意味に受け取るのは適切ではありません。

エブリィフレシャスが具体的な試験結果として公表している対象は、PFOSとPFOAです。正確には、「PFASのうちPFOS・PFOAについて、公式の試験条件で99.9%以上の除去を確認」と理解しましょう。

PFASはどうやって除去している?

PFASにはナノメートル級の非常に小さな物質が含まれます。そのため、「フィルターの穴よりPFASのほうが大きいから引っかかる」という単純な仕組みだけで考えることはできません。

エブリィフレシャスは、現行ハイグレードタイプに活性炭を使うことを公式に説明しています。活性炭は、網のように物質をふるい分けるだけではなく、物質の性質に応じて表面にとどめる「吸着」に関わる素材です。

PFAS対応を見るときに重要なのは、孔径の数字だけではありません。PFOS・PFOAを含む試験水を、どのような濃度・通水量・ろ過水量で試験したかまで見ることが大切です。

liteだけは専用カートリッジ

every frecious liteは、mini・tall・tall+cafeとは別の専用カートリッジを使います。公式ページでは、ろ材の種類を不織布、活性炭、omnisorb(重金属除去)と記載しています。

liteの除去対象物質は32種類です。PFOS・PFOAについては、原水濃度500ng/L、総ろ過水量1,200L、検出限界値0.1ng/Lでの試験において、99.7%という結果が公表されています。liteもPFAS非対応というわけではありません。

エブリィフレシャスの現行ハイグレードタイプとlite専用カートリッジの比較
mini・tall・tall+cafeとliteでは、使うカートリッジが異なります。

99.9%と99.7%、この差だけで機種を決めるべき?

ハイグレードタイプは99.9%以上、liteは99.7%です。数字だけを見ると0.2ポイントの差がありますが、これだけを理由に機種を決める前に、試験の対象と条件を確認しましょう。両方ともPFOS・PFOAを対象に、原水濃度500ng/L、総ろ過水量1,200Lの条件が示されています。

機種選びでは、PFASの試験値に加え、本体サイズ、給水タンク容量、出水温度、カフェ機能の有無、料金などを含めて考えるのが実用的です。PFAS以外の除去対象物質の数を重視するなら、ハイグレードタイプの50種類とlite専用の32種類という違いも見ておきましょう。

以前から使っている人は「紺色ラベル」に注意

すでにエブリィフレシャスを契約している人には、カートリッジの世代も重要です。公式のお知らせでは、2025年3月までに届けられたウォーターサーバー用カートリッジについて、別の案内ページを確認するよう示されています。この旧タイプは「紺色ラベルのカートリッジ」として案内されています。

紺色ラベルはmini・tall・tall+cafe共通で、PFOS・PFOAについてJWPAS B.210の試験に基づき、総ろ過水量750Lで80%以上の能力を確認したと公式が示しています。総ろ過水量の目安は、月間約100L使用時で7か月半です。

現在のハイグレードタイプと同じ性能だと決めつけず、手元のカートリッジのラベル・案内時期を確認しましょう。

エブリィフレシャスの現行ハイグレードタイプと旧紺色ラベルの比較
旧紺色ラベルと現行ハイグレードタイプでは、PFOS・PFOAの公表値と総ろ過水量が異なります。

新旧カートリッジの違い

項目 現行ハイグレードタイプ 旧・紺色ラベル
対応機種 mini・tall・tall+cafe mini・tall・tall+cafe
PFOS・PFOAの公表値 99.9%以上 80%以上
総ろ過水量 1,200L 750L
交換目安 月間約100Lで1年 月間約100Lで7か月半
除去物質数 50種類 23種類

どの機種を選べばいい?

PFASだけを見るなら、現在案内されているmini・tall・tall+cafe、liteはいずれもPFOS・PFOAの試験結果があります。mini・tall・tall+cafeはハイグレードタイプ、liteは専用カートリッジを使用する、という違いがポイントです。

浄水対象物質数を重視するなら、ハイグレードタイプを使うmini・tall・tall+cafeが候補になります。シンプルな機能や本体・料金とのバランスを重視するなら、liteも候補です。

すでに利用中の場合は、まずカートリッジの種類を確認してください。現行ハイグレード、lite専用、旧紺色ラベルでは、表示されている性能と交換目安が異なります。

まとめ|エブリィフレシャスはPFAS対応。ただし「機種」と「カートリッジ」を確認

エブリィフレシャスでは、PFASのうちPFOS・PFOAについて公式の試験結果が公表されています。現在のmini・tall・tall+cafeは共通のハイグレードタイプを使い、公式試験では99.9%以上。liteは専用カートリッジを使い、99.7%です。どちらも総ろ過水量1,200Lの条件が示されています。

一方、2025年3月までに配送された紺色ラベルの旧カートリッジは、PFOS・PFOAについて80%以上、総ろ過水量750Lです。

「エブリィフレシャスならPFAS対応」という言葉だけで終わらせず、どの機種で、どのカートリッジを使うかまで確認することが、公式データを正しく読むポイントです。

参考にした公式情報