【結論】水道直結ウォーターサーバーは購入よりレンタルのほうが安くて安心

水道直結ウォーターサーバーは、価格が安い機種を長年使い続ければレンタルより購入のほうが安い場合もあります。しかし、レンタルの契約期間に多い2~3年単位で考えると、購入よりレンタルのほうがメリットが多いのです。

レンタルなら借りているだけなので、他のサーバーがいいと思ったら、数年おきに新しいものに切り替えが可能。購入の場合は故障したときや最終的に破棄するときに費用がかかると考えると、レンタルのほうが費用が安く、常に新しいサーバーを使えるので安心で衛生的なのです。

水道直結ウォーターサーバー購入とレンタルのトータルコスト比較

ではここで、水道直結ウォーターサーバーを購入した場合とレンタルした場合のトータルコストを比較してみましょう。なお、具体的な金額は後ほどご説明します。

購入する場合のトータルコスト一覧

  1. 本体費用
  2. 消耗品のフィルター費用(送料がかかる場合もあり)
  3. 水栓工事費用
  4. 最終的に廃棄する際の処分費用

レンタルする場合のトータルコスト一覧

  1. 事務手数料や送料(初回のみ)
  2. 水栓工事費用
  3. レンタル月額料

上記を見てわかるとおり、購入よりレンタルのほうが必要な費用の種類が多いのです。では具体的にいくらぐらいの差が出るのか、次の章で詳しく説明しましょう。

本当に安い?水道直結ウォーターサーバーのコストの具体例を2つご紹介!

水道直結ウォーターサーバーを購入した場合とレンタルした場合の具体的なコストの差を、2つ例を出して説明します。

例1.「PUREST卓上」での比較

ピュレスト 卓上
まずはレンタルでも購入もできる機種として、㈱ダイオーズのPUREST(代理店:楽水ウォーターサーバー)でのシミュレーションを行ってみました。

PUREST卓上を購入して3年使った場合の費用
楽天市場で販売中のピュレストはこちら

  • 本体費用・・・98,780円(税込)+送料3,000円
  • 消耗品のフィルター費用・・・月1,000円x36ヶ月+送料550円=36,550円
  • 水栓工事費用・・・10,000円前後
  • 最終的に廃棄する際の処分費用・・・自治体によるが3~4,000円

処分費用を除いた3年間の費用
148,330円

PUREST(ライトプラン・契約期間3年)を利用した場合の費用
PURESTレンタルの詳細(楽水ウォーターサーバー)

  • 事務手数料や送料(初回のみ)・・・13,200円
  • 水栓工事費用・・・0円(事務手数料に含まれるため)
  • レンタル料・・・月3,278円 x36ヶ月=118,008円
  • 初回無料キャンペーン・・・-3,278円

3年間の費用

127,930円

処分費用を除いた購入とレンタルの価格差

レンタルのほうが約20,400円安い

例2.「D19(購入)」と「AQUA STYLE(レンタル)」の比較

D19-aquastyle
2つめの例として、楽天市場内で「水道直結ウォーターサーバー」と検索し、最もレビューの多かった機種「D19(メーカー保証期間1年)」と、 D19と同等性能のレンタル浄水サーバー「OCEAN」を比較してみました。(D19をレンタルできるサービスが存在しないため。)

D19を購入して3年使った場合の費用
楽天市場で販売中のD19はこちら

  • 本体費用・・・75,600円
  • 消耗品のフィルター費用・・・年14,000円(税込)x3年=42,000円
  • 水栓工事費用・・・10,000円前後
  • 最終的に廃棄する際の処分費用・・・自治体によるが、3~4,000円程度

処分費用を除いた3年間の費用
117,600円

AQUA STYLE(契約期間3年)をレンタルした場合の費用
AQUA STYLEレンタルの詳細はこちら

  • 事務手数料や送料(初回のみ)・・・無料
  • 水栓工事費用・・・0円(事務手数料に含まれるため)
  • レンタル料・・・月3,608円x36ヶ月=129,888円

3年間の費用
157,608円

処分費用を除いた購入とレンタルの価格差

レンタルのほうが約12,288円高い

*価格は全て税込みで表示しています。

こちらはレンタルするほうがコストが高くなりましたが、この程度の差額であればこの後に解説するデメリットを上回るほどのインパクトはないのでしょうか?

それではその理由をご覧ください。

水道直結ウォーターサーバーを購入するメリット・デメリット

水道直結ウォーターサーバーを購入した場合のメリット・デメリットは以下のとおりです。

👍 購入のメリット
  • ランニングコストが比較的安い
  • 5年、10年と長期間使い続けるならトータルコストが安い

先ほどの例を見るとわかるとおり、初期費用はレンタルと比較すると変わらないか少し安いの程度というのが購入のメリットです。購入後に必ずかかるのはカートリッジ代だけですから、長く使うほどトータルのコストが安くなるのが良い点と言えます。

👎 購入のデメリット

  • 故障、買い替えを含め生涯コストで考えるとレンタルとそこまで差はない
  • 選べる機種が少ない
  • 水道直結なので設置場所が変えにくく、古くなっても使い続けなければならないので不衛生
  • フィルターなどの消耗品がいつまで売られるのか保証がない
  • メーカー保証期間外に故障したときに送料や修理費がかかったり梱包に手間がかかる
  • 最終的に廃棄費用がかかる
  • (事業用の場合)本体価格が100,000円を超えると固定資産扱いになり、節税効果が薄い

初期費用はレンタルより安いですが、故障したり買い替えのことを考えると、実はレンタルした場合と生涯コストはあまり変わりません。破棄費用は自治体によって異なりますが、3~4,000円ほどかかってしまうので気軽に捨てられるとは言えないでしょう。

コストの面で安上がりになる事もありますが、衛生面を考えると金額以上のメリットは無いのではないでしょうか。

水道直結ウォーターサーバーをレンタルするメリット・デメリット

水道直結ウォーターサーバーをレンタルした場合のメリット・デメリットは以下のとおりです。

👍 レンタルのメリット
  • 選べる機種が多い
  • 契約期間ごとに乗り換えれば、その都度最新のサーバーを利用できる
  • フィルター交換費用が無料
  • 故障したら修理ではなく交換も可能
  • 無料で訪問メンテを受けられる業者もある

常に最新のものを衛生的に使いたいという人には、乗り換えしやすいレンタルのほうがメリットが大きいでしょう。故障時も修理ではなく交換がOKな場合もあるため、古くなった機種を使い続ける必要がないのです。

👎 レンタルのデメリット
  • ランニングコストが比較的高い
  • トータルコストが高い場合もある

レンタルのデメリットとしては、どの機種を購入するかにもよりますが、ランニングコストが高い点が挙げられます。ただし先ほども説明したとおり、生涯コストで考えると購入とあまり変わりませんし、衛生的という最大のメリットのほうが上回るという方も多いのではないでしょうか。

まとめ

水道直結ウォーターサーバーを購入する場合、ランニングコストが安いという点がメリットですが、長く使い続けるとフィルターなどの部品を探すのに手間がかかったり、古い機種の水を使うことに対して衛生的な不安を抱く場合もあります。

もしいざ購入して「思ったより本体サイズが大きくて邪魔」と思っても、すぐに買い替えが難しいでしょうから、機種選びは実は大変なのです。故障をして修理を断られたらどうしよう、と不安に思う人もいるでしょう。

これらの問題はレンタルなら全て解決します。初期費用は購入のほうが安い場合もありますが、使いやすさや衛生面、メンテのしやすさなどを考えると、レンタルのほうがずっとおすすめです。