「浄水サーバーって見た目で選んでもいいの?」
「色々種類があってどれが一番自分に合っているのか分からない・・」
「CMで見たあの製品でいいのかな?」
あなたは今、浄水型ウォーターサーバーをなんとなくのイメージで選ぼうとしていませんか?
いろんなブランドから機種が出ていて、何を基準に選ぶのが正しいのか分からない場合、 ぜひ「タンクの容量」に注目して絞り込んでみましょう。
実は、 タンク容量は満足度に直結する重要な要素だからです。
このページでは、国内で展開されているほとんどの浄水型サーバーをチェックしている我々が考える、浄水型ウォーターサーバーの内蔵タンクの正しい選びかたを解説しています。
適当に選んで後悔する前に、ぜひこのページを チェックしてくださいね。
なぜ浄水型ウォーターサーバーは内部タンクの容量が重要なのか?
あなたは浄水型ウォーターサーバーを選ぶときにどこを一番初めに気にしますか?
デザインやキッチンで邪魔にならないコンパクトさでしょうか?
もちろんそういった要素も、日々目にするものですので、大切な要素の一つです。
しかし、ウォーターサーバーの最も基本的な機能、すなわち「いつでも水を飲める」という部分がおろそかになっていては満足度が低いどころか、最悪の場合は契約したことを後悔するかもしれません。
浄水ウォーターサーバーは、 水道水をフィルターでろ過したものを内蔵の温水・冷水タンクに振り分ける仕組みになっています。(常温水機能があるものなら常温水タンクにも。)
*常温水専用のタンクから温水冷水へと分配する場合もありますが、大まかにいうと上記の構造で間違っていません。 つまり、内蔵タンクが空になると、再びタンクに浄水が溜まるまでしばらく使えなくなるという事です。
例)ハミングウォーター「FLOWS」のスペック
ろ過流量(浄水の速度) | 内蔵タンクの容量 | 加熱/冷却の時間(使い初め) |
---|---|---|
0.6L/ 分 | 温水タンク 1.3L 冷水タンク 1.5L 常温水タンク 1.1L | 温水約30分 冷水約60分 |
「ろ過流量」とは、1分あたりにどのくらいの量の浄水を作れるのかを現したフィルター性能のスペックです。
ハミングウォーターの例を見れば、 冷水タンクが空になったら2分半間待たないと冷水タンク内は満タンになりません。
つまり、タンクが小さすぎたら「すぐに残量がなくなって水が出なくなる」というわけです。
タンク容量が小さいと、お湯・冷水の温度もイマイチになりがち
タンクの容量が小さいと、ちょっと使うと「水(お湯)がぬるくなる」なるというデメリットも起きやすくなります。
どうしてかというと、温水・冷水タンク内の水がある一定の量まで減ると、 新たに注がれる常温の浄水でタンク内の温度が薄まってしまうからです。
そういった理由があるため、浄水サーバーの基本は、まずタンク容量選びからという事になるのです。
大は小を兼ねない?!
水切れがデメリットになるのなら、大きなタンクを選べば良さそうなものですが、実はこれもあまり正しくはありません。
なぜなら、内蔵タンクの容量が大きければその分、保温・保冷にかかる電気代が無駄に高くなるからです。 浄水サーバーのタンクは「ほどほどの大きさ」を選ぶのがトータル的に見た場合満足度が良くなるでしょう。
浄水型ウォーターサーバーのタンク容量の選びかた
ここまでは、どうして浄水サーバーを選ぶ際にタンクの容量が重要なのかを解説してきました。 それを踏まえて、ここからは実際にどのくらいの大きさのタンクが自分にとって満足度が高いのか、容量の選びかたを見ていきます。
当然ですが、家族構成や、水・お湯の利用目的によって大きなタンクがいいのか、小さなタンクがいいのかは変わってきます。
まず始めに把握しておきたいのは、あなたの水の消費量がどのくらいになるのかという事です。 それも「利用ピーク時の水の使用量」に注目してみましょう。
利用ピーク時の水の使用量に耐えられる大きさのタンク容量であれば、水が出なくなる前、温度がぬるくなる前の最適の状態で使い続けることが可能です。
水・お湯消費量の例
ウォーターサーバーを使う方の利用目的と言えば、以下のような軽い飲食の準備といったところでしょうか。
こういった利用シーンを想定して、朝食や夕食時などの利用ピーク時の消費量を導き出してみましょう!
🍳 例えば、3人家族の朝食時の消費量の目安は・・・朝起きて一杯の水を飲む・・・冷水:200mlx3
コーヒーを3人分・・・温水:200mlx3
カップスープを作る・・・温水:150mlx3
合計 冷水600ml/温水1,050ml
🍛 例えば、4人家族の夕食(カレー6皿分)を作る時の目安は?お米5合分の水(常温)・・・1,000ml(1ℓ)
カレー6皿用のお湯・・・1,200ml(1.2ℓ)
水を2杯ずつ・・・800ml
食後のコーヒー・お茶など4人分・・・600ml
合計 冷水800ml/温水1,200ml(1.2ℓ)/常温水1,000ml(1ℓ)
🏢 例えば、8人規模のオフィスのお昼に使う目安は?2人がカップ麺(カップヌードルとどん兵衛)・・・温水:300+410ml
3人がカップスープ・・・温水:150mlx3
4人がコーヒー・・・温水:150mlx4
合計 温水1,760ml(1.76ℓ)
もちろん、季節やメニューによっても上記の目安は変わると思いますので、上記の消費量はあくまでも目安です。
みなさんも、ご自身の利用シーンを思い浮かべて大体どのくらいのタンク容量が必要そうなのかを計算してみましょう!
利用人数別機種ピックアップ!
どのくらいの水を使うかが想定出来たら次は、いよいよどんな機種があるのか見ていきます。
ここでは一般的な消費量で換算して、人数に合わせたお勧め機種をご紹介します!
家庭での利用に
いつでも手軽に温水・冷水が使える本格派ウォーターサーバー。貯水タンクもコンパクトで手入れのしやすさが最大のメリット。
内蔵タンク容量 | 温水:0.9ℓ 冷水:0.8ℓ |
---|---|
月額 | 3,300円 |
本体サイズ | 幅:25㎝ 奥行:29.5cm 高さ:47cm |
ちょっとした隙間におさまりの良い細身のスタンド型。常温水も使えて、料理に使いたい方にもおすすめです。
内蔵タンク容量 | 温水:1.3ℓ 冷水:1.5ℓ 常温水:1.1ℓ |
---|---|
月額 | 3,300円 |
本体サイズ | 幅:26㎝ 奥行:37cm(ベース部分33cm) 高さ:120cm |
温・冷・常温水すべて使えてる上に、自動エコモードや温度表示機能、内部殺菌システムなど、欲しい機能がぎゅっと詰まった一台。 水道直結式とセルフ給水式を選べたり、搭載するフィルターを選べたりと、多くのニーズにPURESTだけでかなえられます。 設置スペースに合わせて 卓上・スタンド式を選べるのはPURESTのみ。
内蔵タンク容量 (スタンド・卓上共に) |
温水:1.6ℓ 冷水:3ℓ (常温水:温・冷水の自動ブレンドで抽出可能) |
---|---|
月額 | 3,630円 |
本体サイズ | スタンド-幅:32㎝ 奥行:35cm 高さ:105cm 卓上-幅:30cm 奥行:40cm 高さ:48cm |
業務用や大人数での利用に
業務用サーバーの注意点 待合所などの不特定多数が利用する場合は、内部の水にアクセスしにくい「水道直結式ウォーターサーバー」がベターです。 「セルフ給水式ウォーターサーバー」は貯水タンクが上部に露出し、フタが開けやすい機種は、イタズラなどで貯めている水が不衛生になる可能性があります。
休憩時間を分散させる物販の店舗などと違って、オフィスのウォーターサーバー利用の特徴は、お昼休みなど同じ時間に使う量が多いという事。ウォータースタンドのL2なら大容量なので10人を超える人数でいっぺんに利用しても水切れを起こす心配なし。
内蔵タンク容量 | 温水:3ℓ 冷水:3ℓ 常温水:6ℓ |
---|---|
月額 | 7,150円 |
本体サイズ | 幅:26㎝ 奥行:44.8cm 高さ:115cm |
ウォータースタンドなら定期訪問メンテが受けられるので、衛生面の観点からでも安心です。